今年はずいぶんと更新を怠ってしまった。いろいろ理由はあったんだけど、まー過ぎたものは致し方ない。2024年はもう少し活動的になれるといいかな。
さて。ほんとかどうか知らないけど、マイクロソフトが採用面接で出題したといわれるこんな問題がある。
斜辺の長さが10の直角三角形がある。直角頂から斜辺に下ろした垂線の長さが6のとき、この三角形の面積を求めよ。
この問題、正解を言ってしまうと、そんな三角形は存在しないので
「解なし」
となる。
これって、
昔々、あるところにおじいさんとおばあさんがいませんでした、終わり。
に近い実態のなさがあるわけだけど、ここから無理矢理教訓を得るとするならば、怪しい問題はその存在を疑えということだろうか。
過去の問題解説でも度々引用した、浦沢直樹氏の漫画「MONSTER」に出てくるルンゲの言葉が象徴的だ。
もう誰にも裏切られたくないのなら、一番疑いたくない人物まで疑え。
ちょっと違うけど、若い警部へのアドバイスとしてでたセリフが似たことを示唆している。
こんな感じのことをいうと、数学(の知識)が何に使えるのか、というテーマになりそうだけど(それもまちがってないけど)、どちらかというと逆のことを意識したい。
つまり、世の中でいわれるところの色んな考え方や哲学は数学の問題を解くことにも使えるということだ。
数学を勉強すれば世の中の何に訳立つのかということばかりを耳にするので、逆の目線に立ってみる。そうすることで僕らは自分の生活と数学を螺旋的に発展させることができるのではないだろうか。
そんな立場から来年はもうちょっとだけ精力的に活動したいと思った年の瀬。徒然なるままに。
来年もよろしくお願いします。