前に一行問題に触れたことがあったが、一行問題って数学らしさが詰まっている気がする(数学らしさってなんだっけ)。
たった一行だけど、そこから解答を得るためにいろんなことを読み取っていく。
その過程を丁寧に追えば、数学学習の一助になるのではないか。ひいては、あなたが数学が好きだと思えるきっかけに繋がるのではないか(勝手に好きじゃないことを前提にしてゴメンナサイ)。
そんなことに期待して、ときどき解説してみようかなと一行問題カテゴリを新設してみた。不定期に手を出していくつもりだ。…書評もまともに更新できていないけど。
ということで、初回(2回目?)は知る人ぞ知るこの問題から考えていきたい。2006年の京都大学の問題だ。
$ \tan1^{\circ}$は有理数か。
実にシンプル。なんか正答率低かったらしいけど、きっとそれは本番の緊張感の中でこのシンプルさに戸惑ったんだろう。冷静に考えればそんなに難しくないはずだ。
ぜひまずは鉛筆と紙(あるいはそれらに相応するデバイス)を用意してチャレンジしてほしい。
解くのに使える武器は何だろうか。この問題について、何を知っていて、(解けないとしたら)何がわからないのだろう。
社会人や就活生などは、自分のビジネススキルを使うのも手だ。MECE、ロジックツリー。PDCAは単体の問題では厳しいかな。
数学が世の中の何かの役に立つならば、世の中の何かは数学の問題を解くのに役立つはずだ。 それを試してみるのにもいい機会かもしれない。
ということで、ボクの解答は次回このカテゴリを更新するときに説明するつもりだ。それまでもやもやが晴れないという人は、この問題を検索してみれば解答は手に入る。
ボクがどう考えて解くかは次回(のこのカテゴリ)までしばしお待ちあれ。
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