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高校生まで数学を勉強する意味、或いは数学の効能

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何のために半ば強制的に学校教育において数学の勉強をするのだろうか。

 

直結する職業につきたいとか、せめてデータを解釈できる程度にはとか目的は色々あると思うけど、極端な話学校の先生自身が活用することなく学ぶ立場から教える立場に変わっていることが多いせいで、伝えるべきは人が伝えられていないなんてこともあるんじゃないだろうか。

 

ぼんやりと論理的思考が身に付くとか、忍耐力が(タナボタ的に)養われるとかよく聞くけど、それって数学でなくてもいいよねという言葉を論破できない。

 

ボク自身は数学の問題を解いたり、数学の本を読んだりすること自体に喜びを感じるタイプだから、そもそもその効能を知らなくても構わない。けれど、それでも何故一般に数学を学ぶのかと問われたならば、ボクの答えは

問題解決の思考力養成に役立つから

と今は思う。

 

数学とは構造の科学だ。その抽象的な“構造”に関する事実を積み重ねていく世界で使われる言語は論理である。

 

ゆえに数学における問題解決は、構造と論理の紐解き作業であって、つまりは問題解決の一般手法と解釈できる。

 

世の中ではビジネススキルとして多様な考え方や整理術があるけれど、その多くがいかに問題を解決するかということであって、そういった観点から数学とつながっているわけだ。

 

社会人の本のベストセラーでもビジネススキルに関することはよく取り扱われているが、その訓練の場としての数学という見方もできて、こういったアプローチこそが最近話題のビジネス数学というならば腹落ちするところだ。

 

惜しむらくは、この意識付けだ。筋トレにおいても、鍛えるところを意識しながらトレーニングすると効果は高まるとされている。数学においても、どういった問題に対し、どんな姿勢が効果的か、世の中一般にも通じる問題解決手法という観点から取り組んでみることは、社会にでてから大いに役に立つはずだ。

 

このブログでも、もう少しここに特化して解説してみるのもいいかもしれないな。そんな姿勢を垣間見せてるつもりではあるけれど。