人と趣味の話になり、ボクの趣味が数学であることをいうと、返事の大抵は
「学生時代苦手だったな」
とか
「高2までは得意だった」
の類で、そのあとに
「数学って仕事に役立ってますか」
と聞かれる。
すると、何度も聞かれてるくせに毎度少し悩んで、
「数学が役に立っているというか、数学に仕事が役に立っているかも」
と答えるのが最近のトレンドだ。作用・反作用的には仕事の役に立っているとも言えるんだろう。
ビジネススキルの多くは、プロジェクトが何かしらの問題の対応策を考えるものと捉えれば、問題解決や整理のツールなわけで、見た目違えど同じ「問題」なのであれば有効なのは想像に難くない。
一つ一つビジネススキルを紹介しながら実際に問題を解いていくということも今後やってみたいと考えているところだ。この更新頻度じゃいつになるかわからないけど。
作用・反作用的に仕事の役に立っている観点で話を広げると、ビジネススキルって色んな種類があって、みんなが知ってるような有名なものも少なくないけど、それを仕事で実践してみた回数、実践できるんじゃないかと思えた回数ってどれくらいだろうか。
多分、コンサル系の人じゃない限り、そんなには多くないはずだ。しかし、0ということもないのではないか。
世の中多くの知識は持っているだけでは大して意味はないし、機能もしない。その知識を得るときにある一種の快楽の為であれば、一旦手に入れたあとの知識なんてどうでもいんだろうけど(ボクにとっての数学はこれに近いかも)、何かのために得たものならば使ってみないとその真価はわからないし、そもそも使い方があっているかもわからない。
自分にインプットしたものは、自分というマシンを通り抜けて、何らかの形でアウトプットして意味を持つとするならば、数学にそれを適用してみるのは手っ取り早くてとてもいい機会なんじゃないだろうか。
ただ一つの問題を解くということばかりでなく、ある分野を攻略してみようと思うときに、WBSをひいてみる。解法がわからず、解答をみて次に挑むようなルーチンの中にPDCAサイクルをおいてみる。すると、数学を考えるという行為に効率化をもたらす一方で、ビジネススキルの実践の場にもなりうる。
そんなこんなで、数学は役に立つとも言えそうな気がしてきたこの頃。
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