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嫌いなものでも年に一度は食べてみる

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ボクはタイトルの通り、嫌いなものでも年に一度は食べている。
 
なんでそんなことを?と思うかもしれないが、理由は単純で、ある日を境に嫌いなものが美味しく感じられるとするならば、その日にできるだけ近い日に食べないともったいないからだ。
 
ボクは子どもの頃青紫蘇が嫌いだった。独特のクセのある香りを添えるあの葉っぱを何故好んで食材に使うのか。ボクの中で嫌いなものとしてカテゴライズされて、ずいぶんと長い間ボクは青紫蘇を口にしなかった。
 
社会人になってすぐくらいのときに、間違って青紫蘇を口に入れてしまったことがあった。久々の香りにウワッとなったけど、程なくして「あれ?これイケるな」と感じた。この「イケるな」と潜在的に感じれるようになってから実際食べるまで何年もあったのではないかと考えると、とてももったいない気がしてきて、年に一度は嫌いなものでも食べてみようと決心した。年に一度であれば嫌いなものを食べるのも覚悟できるし、待ち時間が最長一年になるのも許容できる。
 
そんなこんなでこの習慣を始めたボクは、青紫蘇以外にもガリを美味しく食べれるようになった。
 
 実は薄々気付き始めていることがある。
 
例えば、夏真っ盛りの日に木漏れ日のさす涼しい縁側で食べる素麺と、真冬の仕事の合間に食べる素麺。真夜中にネットサーフィンしながら食べるカップラーメンと、晩にディナーとしてテーブルで食べるカップラーメン。それぞれ味が異なる。
 
嫌いだったものが美味しく感じられてくるということは、時間(年齢)だけでなく、食べるときの環境にも依存する。環境というのは、気温だったり場所だったり食べるときの雰囲気のことで、美味しく感じる為にはこれらに対して制約がある食べ物が存在する。そして、一度でも美味しいと感じることに成功すれば、そのときの経験を基準にそこそこ制約を解除してもイケるようになってくる。
 
つまり、嫌いな食べ物は自分が美味しいと感じれる状況下で食べていない可能性があるということだ。
 
なので、年に一度食べるときには、その食べる環境にまで少し配慮してみる。そうすることで、今年こそはあの食べられなかったあの食べ物が好物に変わるかも知れない。
 
ちなみに、現時点でボクが嫌いな食べ物は残りパクチーとシュークリームだ。

 

好き嫌い―行動科学最大の謎―

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