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【コラム】合コンで使える数学テク

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今日は金曜日。街中では多くの男女が合コンに勤しんでいることだろう。そんな人たちに今回の記事を送りたい(下世話でゴメンナサイ)


例えば3対3の合コンに参加したとする。相手3人のうち、誰を気に入っているのか早い段階で仲間内で共有することができれば、時間を効率的に過ごすことができる。そんなときの情報伝達の手法として、おしぼりや箸の向きとか、目配せをしている人、多分少なくないはずだ。

 

しかし、そのやり取りが相手にバレては興ざめだ。そういう行為って、仲間内の誰かの所作が違和感があったりして、意外に相手に勘付かれたりしているものだ。

 
それを避けるためには、できるだけ情報伝達にかかる所作や時間を減らすしかない。


そんなときに使えるのが2進法だ。2進法ってなんだっけ?と忘れた人は、この下世話な目的のために熱意を持って自分で調べてもらいたいところだが、簡単に説明をすると2で位上げをする記法のことだと思ってもらえればいい。


我々の慣れ親しんでいるものは10進数だ。例えば123という数字は、

$123=3 \times 10^{0}+2 \times 10^{1}+1 \times 10^{2}$

と表現すると、右辺の各項の$10^{n}$の部分の係数を$n$の降順で書き並べたものが123と見ることができる。これは10数えるごとに位上げしていることを表している。

 

この123が2進数の世界だったとすると、10の部分を2で置き換えた式を考えてみればいい。

$123= 1\times 10^{0}+1 \times 2^{1}+0\times 2^{2}+1 \times 2^{3}+1 \times 2^{4}+1 \times 2^{5} +1\times 2^{6} $

となるから、係数を並べて1111011と書けることになる。

 

逆に2進数1111011から10進数にするときは、$n$桁目に$2^{n-1}$をかけて、すべて足し算をすればいい(上の式から明らか)。

 

で、これがどう情報伝達に使えるかというと、まず3人それぞれの評価結果を0と1で定義する。例えば自分の好みのタイプの場合は1、そうでない場合は0とする。

 

3人のうち、左からタイプ、タイプでない、タイプという幸せな会だったとき、101と表現できる。これを10進数で置き換えると5となる。

 

つまり、相手のそれぞれの評価をこの5という一つの数字だけで伝えることができる。これは、自分の評価(相手の位置とそれぞれの値)を暗号化し、圧縮していると考えることが可能だ(暗号化の超基礎部分)。

 

あとは、事前ルールとして、会話の中の最初の数字が自分の評価だと決めておけばいい。メニューの番号とか、時間とかさり気なく口にすることができる。

 

この方法は人数がもっと多くても使えるし、評価を3段階にしたければ3進数を使えばいい

 

このテクニックに必要なのは、人数が増えるほどに辛くなる暗号化と復号化の計算根性だけだ(トイレで頑張れ)。

 

では幸運を祈る。 

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カラテカ入江の合コン用語辞典

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