学生時代の頃は受験のためのツールとして捉えていた英語だが、外資系に新卒で入社したこともあって働き始めてから英語を学ぶことに興味を持ち始めた。
外資系に入社できたこと自体は奇跡に近くて、ほとんど英語なんて話せかなったが、面接のときは話すことを事前に予想して丸暗記で挑んだし、入社後の研修や実地ではひたすら周りの帰国子女をはじめとしたペラペラな人たちの真似をしながら、なんとか生き延びていた。そんな中で当時焦って英語学習を始めた形だ(真似をすること自体は前回ビジネスハックとして紹介した)。つまり、ボクにとっては必要だからやらざる得なかったということに近い。
今では、英語学習はある意味でライフワークとなって続いている。専門的なビジネストーク・込み入った話や、ネイティブ同士の会話についていくなんてときは今でも一生懸命だが、海外旅行や仕事上のちょっとしたコミュニケーションは全く問題なくなった。
振り返って考えてみると、英語学習は外資系に入社したから必要だったわけで、そうでなかったら英語を話すという上では年一度行くか行かないか程度の海外旅行でしか出番はなかっただろうと思う。
じゃ日本の会社で働く人には英語教育なんて大して意味ないと思ってるの?と問われたならば、そうではない。
ボクのプライベートの側面での英語の効能を考えてみると、検索のときに便利ということが最大だ。
どういうことかというと、日常生活においてボクはいろんなことをGoogle先生に教えてもらっている。これはもちろんボク特有のことではなくて、みんな普通にやっていることだ(Google以外の検索エンジンかもしれないけど。そういや昔blekkoという検索エンジンあったなと懐かしくなって調べたらなくなっていたhttps://blekko.com/)。
このときに最初は日本語で調べるわけだけど、求めていたものが簡単にヒットすることもあればなかなかヒットしないこともある。ボクはヒットしなかったときに同じことを英語で検索するようにしている。そうすることで簡単に見つかったということはままある話だ。
よくよく思えば当然な話で、インターネットは世界中で使われているわけで、その中における言語比率は圧倒的に英語が高い(ご参考:インターネットにおける言語の使用 - Wikipedia)。
例えばこの”言語比率の差”をGoogleで調べてみても、よくその差がわかる。
日本語で「インターネット 言語比率」と検索:約 562,000 件
英語で「internet language percentage」と検索:約 104,000,000 件
(ちなみに「internet language ratio」だと約 73,800,000 件)
ということは、英語で調べたほうが求めている答えは見つかりやすいということだ。
英語で検索するためには、英語のワードを知っておく必要がある他に、ヒットしたサイトを読むことができなければ意味がない。検索時点の英語のワードは、それも検索すればいいわけだけど、ヒットしたサイトを読むのにその内容を翻訳かけたり一つずつ単語調べたりなどしていると内容の理解にとても時間がかかってしまう(とはいえ単語検索はよくやるけど)。
ここの部分の効率化として、英語学習は大いに役に立つ。そりゃ外人と話せたほうがいいけど、今後行うであろう膨大な数の検索についてその効率性のため、知見を広げるために英語を学ぶということのほうが日本に留まる日本人にとっては有意義だ。
ちなみに念の為、英会話不要論ではない。英会話がさしあたって必要ない人でも英語が理解できると、効能があるところがあるよという話だ。そしてボクは英会話にも興味はあって、最近はYou Tubeのこのチャンネルが面白い。
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